教員・研究員紹介

 

教員・研究員紹介

専任

河合 優年 所長

プロフィール

発達心理学を専門としています。人間発達における生物学的要因と環境要因の寄与について、子どもを誕生時から追跡することによって研究しています。この追跡という研究手法を使って、小学校に入学した児童の学校適応についても研究しています。 現在は、大阪大学を中心とした大学間共同研究に参加し、学校における子どもたちの心理的健康についての共同研究に参画しています。

専門領域 臨床発達心理学
研究テーマ
  • 乳幼児から青年期までの発達とその規定要因に関する研究
  • 児童生徒の学校適応に関する研究
指導している院生の研究テーマ
  • 看護師の中途退職とその生起メカニズム
  • 小学生の交通事故誘因に関する研究
  • 大学生における合理的配慮に関する研究
執筆書籍
共著 2016
『新・発達心理学ハンドブック』福村出版
共著 2015
『看護実践のための心理学(改定4版)』メディカ出版
共著 2013
『臨床ストレス心理学』東京大学出版会
共著 2013
『新・プリマーズ 保育の心理学』ミネルヴァ書房
共著 2012
『生涯発達心理学(第2版)』ナカニシヤ出版
編著 2009
『看護実践のための心理学』改訂3版 メディカ出版
共編 2009
『縦断研究の挑戦-発達を理解するために』金子書房
共著 2008
『Human Development in the Twenty-First Century -Visionary Ideas from Systems Scientists-』Cambridge University Press メディカ出版

押谷 由夫 教授

プロフィール

滋賀県の長浜市出身です。大学院修了後、四国の大学で10年間勤めて、昭和63年から、文部省・文部科学省で道徳教育担当の教科調査官として道徳教育行政・教育課程行政にかかわり、全国の先生方と交流してきました。その後、昭和女子大学に赴任し、文科省の審議会や各種委員会等に参加し、これからの道徳教育の在り方や学校教育改革について、現場の先生方とともに考え取り組んできました。今までのキャリアを生かして、現場の先生方の要望や悩みに応える道徳教育・学校教育を皆さんと一緒に創っていきたいと思います。

専門領域 道徳教育学、臨床教育学
研究テーマ
  • 道徳教育の理論と実際
  • 教育改革、学校改革、学級改革、授業改革の動向と課題への対応
指導している院生の研究テーマ
  • 道徳教育を中核としたスクールマネージメント及び授業改革
執筆書籍
共著 2019
『生きるための「正義」を考える』Gakken
共著 2018
『平成29年改訂 小学校教育課程実践講座 特別の教科 道徳』ぎょうせい
共著 2018
『平成29年改訂 中学校教育課程実践講座』特別の教科 道徳』ぎょうせい
共著 2018
『教研式 道徳教育アセスメントBEING(小学校1,2年用、3,4年用、5,6年用、中学校用)』図書文化
共著 2017
『アクティブラーニングを位置づけた小学校特別の教科道徳の授業プラン』明治図書
編著 2016
『小学校における「特別の教科 道徳」の実践』北大路書房
共編 2016
『道徳教育の理念と実践』放送大学教育振興会

安東 由則 教授

プロフィール

研究生活の初め頃は、明治期中等学校における身体やスポーツを対象とする歴史的な研究を行っていましたが、本学の教育研究所に赴任してから大きく方向転換。現在は日本やアメリカの女子大学に関する比較研究や私立中学・高校のサバイバル戦略の調査研究を行っています。これらの研究では、インタビューなどの質的分析と量的データ分析の双方を用います。大学院では、研究計画や調査方法などの授業も担当。

専門領域 教育社会学
研究テーマ
  • 女子大学の国際比較研究
  • 私立中学・高等学校のサバイバル・ストラテジー
指導している院生の研究テーマ
  • 日本におけるフリースクールの誕生と制度化
  • X市における適応指導教室の取り組みとその成果
  • シミュレーション教育に対応できるSP(模擬患者)の養成プログラム開発
  • 協同学習を用いた看護教育の授業実践とその効果
  • 高校における教科「福祉」の展開

中井 昭夫 教授

プロフィール

医学博士。小児科専門医・指導医、子どものこころ専門医、公認心理師、臨床発達心理士、日本小児精神神経学会認定医。小児科医、臨床発達心理士として、大学病院、子ども療育センター、連合小児発達学研究科、子どもの睡眠と発達医療センター等で発達障害、小児精神障害、様々な子どものこころの問題や睡眠障害について診療、研究、教育に携わってきました。運動、睡眠、食事など「身体性」が子どもの脳とこころの発達にとても重要であるという視点で診療や研究に取り組んできました。中でも特に、「不器用」と言われる発達性協調運動障害(DCD)について複数の国際・国内共同研究、学会・啓発活動などを行っています。

専門領域 発達行動小児科学、小児精神神経科学、子どものこころ
研究テーマ
  • 神経発達障害に関する研究
  • 不器用さ、発達性協調運動障害(DCD)に関する研究
  • 子どもの睡眠とその問題に関する研究
指導している院生の研究テーマ
  •  PT/OTによる身体性からの神経発達障害への介入
  • 子どもの睡眠と発達、保護者のメンタルヘルスとの関連
執筆書籍
編著 2022
『イラストでわかる DCD(発達性協調運動障害)の子どものサポートガイド〜不器用さのある子の「できた!」が増える 134 のヒントと 45 の知識〜』合同出版
共著 2022
『発達障害のある子の感覚・運動への支援』金子書房
共著 2020
『クリニカルガイド小児科 専門医の診断・治療』南山堂(印刷中)
共著 2020
『今日の小児治療指針 第17版』医学書院(印刷中)
監修 2019
『DVD 発達性協調運動障害(DCD)の理解と支援:全2巻』丸善出版
共著 2019
『発達性協調運動障害‐不器用さのある子どもの理解と支援‐』金子書房
共著 2019
『公認心理師技法ガイド〜臨床の場で役立つ実践のすべて〜』文光堂
共著 2018
『発達障害医学の進歩30』日本発達障害連盟
共著 2017
『発達障害のリハビリテーション多職種アプローチの実際』医学書院
共著 2017
『こどものリハビリテーション医学(第3版)~発達支援と療育~』医学書院
共著 2016
『データで読み解く発達障害』中山書店
共著 2016
『児童心理学の進歩55(日本児童研究所)』金子書房
監修 2015
『いま、小児科医に必要な実践臨床小児睡眠医学』診断と治療社
共著 2014
『発達障害児支援とアセスメントのガイドライン』金子書房
共著 2014
『子どものPTSD:診療と治療』診断と治療社

森脇 健夫 教授

プロフィール

教育方法学、教師教育学が専門です。総じて言えば、教師の実践知と技術知の相即的発達をテーマにしています。学習論としては、学力を身に着ける(理解と定着を目指す)授業づくり、自律的学習者を育てる授業づくりに関心があります。また授業場面における臨床的対応とそれを可能にする教師の技量にも関心があります。

専門領域 教育方法学、教師教育学
研究テーマ
  • ライフヒストリーアプローチを用いた熟練教師の「熟練性」の研究
  • 自律的学習へとつながるふりかえり(reflection, looking back)の研究
  • 対話的シナリオを用いたPBL教育
執筆書籍
共著 2019
『深い学びを紡ぎだす 教科と子どもの視点から』勁草書房
共著 2018
『PBL事例シナリオ教育で教師を育てる 教育的事象の深い理解をめざした対話的教育法』三恵社
共著 2013
『戦後日本の教育実践-戦後教育史像の再構築をめざして-』三恵社
共著 2012
『教師になること,教師であり続けること』勁草書房
共著 2011
『授業づくりと学びの創造』学文社
共著 2007
『学びのための教師論』勁草書房

中尾 賀要子 准教授

プロフィール

私は日系アメリカ人社会でソーシャルワークを学び、その中で在米被爆者の方々と出会ったことで、マイノリティー高齢者に対するソーシャルワークのあり方をずっと考えてきました。研究プロジェクトは、高齢者の人生を支援する一環としてライフレビューの実践とその効果についてまとめの段階に入っており、次のプロジェクトとして長期的支援としての福島における災害ソーシャルワークと女性の対人援助職への支援に着目しています。

専門領域 老年ソーシャルワーク
研究テーマ
  • 高齢者におけるライフレビューの実践とその効果
  • 長期的支援としての災害ソーシャルワーク
  • ソーシャルワーカー、教員、看護師といった女性対人援助職の支援
指導している院生の研究テーマ
  • 高齢者の元気の源とは -地域で活躍する女性高齢者の取り組みから
  • 保育士に求められる力量と支援 -ある障害児とその母親への関わりをもとに
  • 高年初産婦に寄り添うための支援とは -助産師のグループインタビューを通して-
  • 息子が母親を在宅で介護する際の心理的プロセスとそれに影響を与える要因
  • 中堅看護師としての自己実現 -3名のインタビュー調査を通して-
執筆書籍
Nakao, K. C., & Ikeno, S. (2009).
Koreika suru zaibei hibakusha no jittaichosa: Hibaku ni yoru shintaiteki shinriteki shakaiteki eikyo no hokatsuteki rikai to seisaku oyobi kenkyu kadai [Biopsychosocial well-being of older Japanese American A-bomb survivors: Survey research findings and recommendations for policy and practice]. Ningen Fukushi Gaku Kenkyu.
Nakao, K. C., & Ikeno, S. (2008).
Aging Japanese American A-bomb survivors: A case study. In K. Kosaka & M. Ogino, (Eds.), A quest for alternative sociology (pp. 105-121). Melbourne: Trans Pacific Press.
Ikeno, S., & Nakao, K. C. (2007).
Zai-America hibakusha engo to kenkyu kadai: Shinri-syakai teki shiza kara no approach [Practical and research implications for the support of Hiroshima and Nagasaki survivors in the United States: From a psychosocial perspective]. Kwansei Gakuin University School of Sociology and Social Work Journal, 102, 85-100.
Knight, B. G., Robinson, G. S., Longmire, C. V. F., Chun, M., Nakao, K., & Kim, J. H. (2002).
Cross cultural issues in caregiving for persons with dementia: Do familism values reduce burden and distress? Ageing International, 27(3), 70-94.

研究員

高井 弘弥 教授(教育学部)

倉石 哲也 教授(心理・社会福祉学部)

佐藤 安子 教授(心理・社会福祉学部)

竹島 克典 講師 (心理・社会福祉学部)

西尾 亜希子 教授(共通教育部)

寺井 朋子 准教授(共通教育部)

嘱託研究員

  • M.J.DiStasio(オーストラリア・メルボルン工科大学非常勤講師)
  • 難波 久美子(子ども発達科学研究センター・助手)

助手

  • 濵 清華
  • 末吉 ちあき
  • 難波 久美子
  • 坂田 智美
  • 野上 喜代

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