発達心理学を専門としています。人間発達における生物学的要因と環境要因の寄与について、子どもを誕生時から追跡することによって研究しています。この追跡という研究手法を使って、小学校に入学した児童の学校適応についても研究しています。 現在は、大阪大学を中心とした大学間共同研究に参加し、学校における子どもたちの心理的健康についての共同研究に参画しています。
専門領域 | 臨床発達心理学 |
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指導している院生の研究テーマ |
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滋賀県の長浜市出身です。大学院修了後、四国の大学で10年間勤めて、昭和63年から、文部省・文部科学省で道徳教育担当の教科調査官として道徳教育行政・教育課程行政にかかわり、全国の先生方と交流してきました。その後、昭和女子大学に赴任し、文科省の審議会や各種委員会等に参加し、これからの道徳教育の在り方や学校教育改革について、現場の先生方とともに考え取り組んできました。今までのキャリアを生かして、現場の先生方の要望や悩みに応える道徳教育・学校教育を皆さんと一緒に創っていきたいと思います。
専門領域 | 道徳教育学、臨床教育学 |
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指導している院生の研究テーマ |
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小・中学校(社会科)の教員を30年間つとめました。困難な育ちのなかでも、それぞれの「子ども」が豊かな人格を形成しようとしている事実にふれ、それをも「学力」としてとらえることが教師に求められているのはないかと思いました。そのために教師はどのようなカリキュラムを創造すべきなのか、先達から学ぼうと現職で大学院に通い、大正期の及川平治(明石女子師範学校)の実践史的研究、戦後のコア・カリキュラムの研究をしてきました。現在は、東日本大震災後の被災地域での教師たちの模索を追っています。
専門領域 | 教育実践学、日本教育史 |
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医学博士。小児科専門医・指導医、子どものこころ専門医、公認心理師、臨床発達心理士、日本小児精神神経学会認定医、子どもの心相談医。小児科医、臨床発達心理士として、大学病院、子ども療育センター、連合小児発達学研究科、子どもの睡眠と発達医療センター等で発達障害、小児精神障害、様々な子どもの心の問題や睡眠障害について診療、研究、教育に携わってきました。運動、睡眠、食事など「身体性」が子どもの脳とこころの発達にとても重要であるという視点で診療や研究に取り組んできました。中でも特に、「不器用」と言われる発達性協調運動障害(DCD)について複数の国際・国内共同研究、学会・啓発活動などを行っています。
専門領域 | 発達行動小児科学、小児精神神経科学、子どものこころ |
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指導している院生の研究テーマ |
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私は日系アメリカ人社会でソーシャルワークを学び、その中で在米被爆者の方々と出会ったことで、マイノリティー高齢者に対するソーシャルワークのあり方をずっと考えてきました。研究プロジェクトは、高齢者の人生を支援する一環としてライフレビューの実践とその効果についてまとめの段階に入っており、次のプロジェクトとして長期的支援としての福島における災害ソーシャルワークと女性の対人援助職への支援に着目しています。
専門領域 | 老年ソーシャルワーク |
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指導している院生の研究テーマ |
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研究生活の初め頃は、明治期中等学校における身体やスポーツを対象とする歴史的な研究を行っていましたが、本学の教育研究所に赴任してから大きく方向転換。現在は日本やアメリカの女子大学に関する比較研究や私立中学・高校のサバイバル戦略の調査研究を行っています。これらの研究では、インタビューなどの質的分析と量的データ分析の双方を用います。大学院では、研究計画や調査方法などの授業も担当。
専門領域 | 教育社会学 |
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家族臨床、保護者支援が研究の柱です。神戸市で学齢期・思春期の子育てで行き詰まりを感じている保護者を対象とした親支援講座を2000年から継続しています。約10年かけてプログラムを開発し、当事者が支援プログラムを運営しても一定の効果が現れるようになっています。 西宮市、神戸市などと連携し、要支援家庭への支援のあり方について、保育所研修、保育所スーパービジョンを行っています。また大阪府では児童虐待ケースの措置に関する審査会への出席、福祉専門職スーパーバイザー養成研修のプログラム開発を行っています。
専門領域 | 臨床福祉学 |
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児童養護施設において、被虐待児の心理療法を30年以上続けています。施設児と長い間接している中で、発達障害との類似性に気づいてきました。そこで、発達障害児への心理療法(SSTや療育ではありません)を模索しているところです。従来のプレイセラピーとは異なる手法が求められており、主として脳に働きかける発達支援的アプローチを確立しつつあります。
専門領域 | 児童・青年臨床心理学 |
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日本は先進国でありながら、経済面や政治面における男女格差が非常に大きい国です。男女間には、同じ学歴であっても大きな賃金格差がありますし、母子家庭や単身高齢女性の貧困も深刻です。その背景には強固な性別役割分担意識があると考え、教育、労働市場および大学生の意識をジェンダーの視点から研究し、より効果的なキャリア教育や金融・経済教育のあり方を探っています。
専門領域 | 教育社会学(高等教育とジェンダー) |
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これまで、小中学校の先生方と共同で研究を進める機会をいただいてきました。学校現場と研究が結びつき、研究への新たな視点が生まれる時も嬉しいですが、現場の先生方から教職志望学生へのメッセージを受け取るなど、「世代間や地域間の橋渡しをしていると感じる時」も、研究をしていて良かったと思えます。研究は、研究結果そのものだけではなく、人との繋がりや忍耐力なども与えてくれると感じています。
専門領域 | 教育心理学 |
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